C/C++/Fortran 向けの NetBeans IDE の構成
2010 年 6 月 [リビジョン番号: V6.9--1]
このドキュメントでは、NetBeans IDE の C/C++ サポートのダウンロード、インストール、および設定に関する情報を説明します。C/C++ での開発を開始する前に、NetBeans IDE では C/C++ プラグインモジュールと、サード パーティー製の C/C++ コンパイラ、make ユーティリティー、およびデバッガが必要です。
目次
このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。
NetBeans IDE は動的なモジュール方式の IDE です。これは、プログラムのモジュールを追加または削除することによって変更できるということです。プラグインモジュールをインストールすることで機能を追加したり、プラグインモジュールをアンインストールすることで機能を削除したりできます。プラグインの詳細については、NetBeans IDE のオンラインヘルプを参照してください。
NetBeans IDE で C、C++、または Fortran プログラムで作業する場合、使用する NetBeans に C/C++ プラグインが含まれている必要があります。
プラグインの名前は C/C++ ですが、Fortran プログラミングもサポートしています。
NetBeans IDE 6.9 をまだインストールしていない場合
NetBeans IDE をまだインストールしていない場合、「C/C++」バンドルまたは「すべて」バンドルのいずれかを「NetBeans IDE 6.9 ダウンロードページ」からダウンロードしてください。Java や Ruby といったその他の言語を使用しない場合、C/C++ バンドルをダウンロードすることをお勧めします。
NetBeans IDE 6.9 はあるが C/C++ プラグインがあるかわからない場合
すでに NetBeans IDE があり、その NetBeans IDE に C/C++ プラグインがあるかを確認するには、「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。C/C++ が「カテゴリ」の 1 つとして表示されている場合は、C/C++ プラグインモジュールが存在します。「コンパイラおよびツールのインストールおよび設定」のセクションにスキップしてください。
C/C++ プラグインのない NetBeans IDE 6.9 がある場合
「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択したとき、使用中の NetBeans IDE に C/C++ プロジェクトのカテゴリが表示されない場合は、次の手順で C/C++ プラグインモジュールを IDE に追加します。
- ネットワークでプロキシを使用している場合は、IDE で「ツール」>「オプション」>「一般」を選択し、「手動でプロキシ設定」を選択して、使用しているプロキシの「HTTP プロキシ」および「ポート」を入力して「了解」をクリックします。
- 「ツール」>「プラグイン」を選択します。
- 「プラグイン」ダイアログで「使用可能なプラグイン」タブをクリックし、「C/C++」カテゴリまでスクロールします。
- 「C/C++」のチェックボックスを選択し、「インストール」をクリックして NetBeans IDE のインストーラを起動します。
- NetBeans IDE のインストーラで「次へ」をクリックします。
- ライセンス契約を読み、ライセンス契約条件への同意のチェックボックスを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「インストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、「今すぐ IDE を再起動」または「あとで IDE を再起動」のいずれかを選択し、「完了」をクリックします。
NetBeans C/C++ モジュールには、C コンパイラ、C++ コンパイラ、make ユーティリティー、および gdb デバッガが必要です。開発システムのプラットフォームについては、次の手順を参照してください。
Windows
NetBeans C/C++ モジュールは Cygwin および MinGW のコンパイラでテストされています。Cygwin と MinGW を両方インストールする場合は、この 2 つをそれぞれ完全に独立した場所にインストールして、Cygwin と MinGW のツールを IDE の 1 つのツールコレクションに混合させないように注意してください。
Windows で Qt を使用する場合は、Qt SDK に含まれている MinGW を使用する必要があります。MinGW を個別にインストールしないようにしてください。
Cygwin のコンパイラおよびツール
NetBeans の C/C++ モジュールは、次の Cygwin.com のコンパイラおよびツールでテストされています。
| cygwin1.dll |
1.7.2 |
Windows 向けの Linux ライクな環境である Cygwin |
| gcc |
3.4.4 |
Cygwin の C コンパイラ |
| g++ |
3.4.4 |
Cygwin の C++ コンパイラ |
| gdb |
6.8 |
Cygwin の GNU デバッガ |
| make |
3.81 |
Cygwin の make ユーティリティー |
Windows システムに Cygwin の gcc および g++ コンパイラ、GNU make、および gdb デバッガがすでにインストールされていて、それらへのパスが正しく設定されている場合は、適切なバージョンであることを確認してください。
Cygwin コンパイラとツールのバージョンを確認する
-
Windows のコマンドプロンプトで次のコマンドを入力し、Cygwin 環境のバージョンを確認してください。
C:\> cygcheck -c cygwin
- Windows のコマンドプロンプトで次のコマンドを入力し、Cygwin の gcc および g++ コンパイラ、make、および gdb のバージョンを確認します。
C:\> gcc --version
C:\> g++ --version
C:\> make --version
C:\> gdb --version
バージョンが適切な場合、以降のセットアップ作業は必要ありません。「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされているか確認してください。
GNU の gcc および g++ コンパイラ、make、および gdb デバッガを cygwin.com からインストールする
- Cygwin のインストールおよび使用方法の全情報については、「Cygwin ユーザーガイド」を参照してください。
- Cygwin の setup.exe プログラムをダウンロードするには、ページの右上にある「Install Cygwin Now」アイコンをクリックするか、直接この setup.exe のリンクをクリックします。
-
setup.exe プログラムを実行します。「Select Your Internet Connection」ページになるまで、デフォルト値を受け入れます。「Select Your Internet Connection」ページで、最適なオプションを選択します。「次へ」をクリックします。
-
「Choose Download Site」ページで、比較的近いと思われるダウンロードサイトを選択します。「次へ」をクリックします。
-
「Select Packages」ページでダウンロードするパッケージを選択します。Devel の横の + をクリックして、開発ツールのカテゴリを展開します。一度に多くの情報を表示するには、ウィンドウのサイズを変更します。
-
ダウンロードするパッケージの隣にある「スキップ」ラベルをクリックして選択します。これにより、ダウンロードするパッケージのバージョン番号が表示されます。少なくとも、次のものを選択します。
- gcc-core: C コンパイラ
- gcc-g++: C++ コンパイラ
- gdb: GNU デバッガ
- make: GNU バージョンの「make」ユーティリティー
選択したパッケージで必要になるパッケージも自動的に選択されます。
- 「次へ」をクリックしてダウンロードサイトに接続し、選択したパッケージをダウンロードして、インストールが完了したら「完了」をクリックします。
-
次の操作を行い、Cygwin コンパイラのディレクトリをパスに追加して、NetBeans IDE がツールコレクションを見つけられるようにします。
- 次のようにして「コントロールパネル」を開きます。
- Windows XP の場合、「スタート」>「設定」>「コントロールパネル」を選択して、「システム」をダブルクリックします。
- Windows 7 の場合、「スタート」メニューの検索ボックスで「var」と入力すると、システム環境変数を編集するためのリンクがすぐに見つかります。
- 「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。
- 「環境変数」ダイアログの「システム変数」パネルで、Path 変数を選択し、「編集」をクリックします。
- <cygwin ディレクトリ>\bin ディレクトリへのパスを Path 変数に追加し、「OK」をクリックします。デフォルトでは <cygwin ディレクトリ> は C:\cygwin です。それぞれのディレクトリ名はセミコロンで区切ってください。編集したパスは、%SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;C:\Program Files\QuickTime\QTSystem;C:\cygwin\bin のようになります。
- 「環境変数」ダイアログおよび「システムプロパティー」ダイアログで、「OK」をクリックします。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
MinGW のコンパイラおよびツール
NetBeans IDE 6.9 は UNIX 系の環境である MinGW (Minimalist GNU for Windows) および MSYS (Minimal System) でテストされています。テスト済みのバージョンとインストール手順を次に示します。
Windows で Qt を使用する場合は、MinGW を個別にインストールするのではなく、
Qt SDK に含まれているバージョンの MinGW を使用します。
| gcc |
3.4.5 |
MinGW C コンパイラ |
| g++ |
3.4.5 |
MinGW C++ コンパイラ |
| gdb |
6.8 |
MinGW GNU デバッガ |
| make |
3.79.1 |
MSYS make ユーティリティー
MinGW make はサポートされていません |
GNU コンパイラ、make、および gdb デバッガを mingw.com からインストールする
- 「コンピュータの管理者」の権限を持つアカウントで Windows にログインします。
- 自己抽出型のインストーラを mingw.org の「How To Install the MinGW (GCC) Compiler Suite」にダウンロードするか、または簡単にこの MinGW-5.1.4.exe への直接リンクからダウンロードできます。
- Windows で MinGW-5.1.4.exe インストーラを実行します。
- MinGW インストーラでは、「Choose Components」ページが表示されるまでデフォルトを受け入れます。
- 「Choose Components」ページで「g++ compiler」を選択します。gcc コンパイラはインストールに自動的に含まれるので、コンポーネントは選択できません。
- MSYS の make を使用する必要があるため、「MinGW Make」は選択しないでください。MSYS は別途ダウンロードします。「次へ」をクリックします。
- 別の場所からコンパイラを使用する場合に発生する問題を最小限にするため、できればダウンロード先のフォルダにはデフォルトの C:\MinGW フォルダを使用してください。
- MinGW のツールをインストールするには「Install」をクリックし、次に「Next」をクリックして、最後に「Finish」をクリックします。
- C:\MinGW\bin ディレクトリをパスに追加します。これは MinGW Wiki の「Environment Settings」に記載されています。
- MSYS のインストール手順は MinGW MSYS wiki を参照してください。 インストールが必要なのは、MSYS 1.0 ファイルのみです。DTK や wiki ページで言及されている Core ファイルはインストールする必要はありません。
- 入手しやすいよう、この MSYS-1.0.10.exe への直接リンクからダウンロードできます。
- MSYS のインストール時には「コンピュータの管理者」権限のある Windows アカウントを使用していることを確認してください。制限付きのユーザーアカウントで MSYS をインストールした場合は、あとでプロジェクトを構築および実行するときに NetBeans IDE で問題が発生する可能性があります。
- MSYS-1.0.10.exe インストーラを起動し、デフォルトを受け入れます。
- gdb デバッガをインストールするには、この gdb-6.8-mingw-3.tar.bz2 への直接リンクからダウンロードします。この gdb アーカイブを抽出するには、gzip、7-zip、または WinZip といった Windows 用の zip ユーティリティーが必要です。
- gdb-6.8-mingw-3.tar.bz2 を C:\MinGW ディレクトリに展開し、gdb 実行ファイルが C:\MinGW\bin ディレクトリにインストールされるようにします。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
Solaris OS
Solaris OS では、GNU ツールまたは Sun Studio ツールを使用できます。GNU ツールは Solaris 10 OS の /usr/sfw/bin ディレクトリにデフォルトで含まれています。Sun Studio ソフトウェアはフリーでダウンロードできる開発者向けツールのスイートです。Sun Studio コンパイラは Sun のハードウェア用に最適化され、Solaris バイナリに適したパフォーマンスがより簡単に発揮できるようにします。
OpenSolaris を使用している場合は、OpenSolaris OS を参照してください。
NetBeans IDE 6.9 では、次のコンパイラとツールがテスト済みです。
| cc |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C コンパイラ |
| CC |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C++ コンパイラ |
| gcc |
3.4.3 |
GNU C コンパイラ |
| g++ |
3.4.3 |
GNU C++ コンパイラ |
| gdb |
6.6 および 6.8 |
GNU デバッガ |
| gmake |
3.81 |
GNU Make |
| make |
3.81 |
Solaris make |
| dmake |
7.8 および 7.9 |
Sun Studio 12 Update 1 分散 make ユーティリティー |
Sun Studio 12 Update 1 コンパイラ
Sun Studio 12 Update 1 コンパイラを Solaris 10 OS で使用する場合
- Sun Studio 12 Update 1 ソフトウェアがインストールされている場合は、NetBeans IDE を起動する前に /<インストールディレクトリ>/SUNWspro/bin がパスに含まれていることを確認してください。Solaris 10 OS でのデフォルトの場所は /opt/SUNWspro/bin です。
-
Sun Studio 12 Update 1 ソフトウェアがインストールされていない場合は、 http://developers.sun.com/sunstudio/downloads/ から無償でダウンロードできます。
Sun Studio 12 Update 1 コンパイラをダウンロードしてインストールする
- ダウンロードするファイル用のディレクトリを作成します。このディレクトリに対する書き込み権限が必要です。
-
使用しているプラットフォーム用のファイルを、ダウンロードディレクトリにダウンロードします。
- ダウンロードディレクトリに移動して、ダウンロードしたファイルを圧縮解除し、untar します。
bzcat <ファイル名> | tar xvf -
- 『Sun Studio 12 Update 1 インストールガイド』の第 2 章の説明に従って、C コンパイラ、C++ コンパイラ、および必要な Solaris パッチをインストールします。
- NetBeans IDE を起動する前に、PATH を編集して Sun Studio Update 1 ソフトウェアへのパスを追加します。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
GNU コンパイラと GNU make
GNU コンパイラと GNU make を使用する場合
- Solaris 10 OS を標準インストールした場合は、コンパイラおよび gmake が /usr/sfw/bin にインストールされています。NetBeans IDE を起動する前に、この場所が PATH に含まれていることを確認してください。
- コンパイラおよび gmake がシステムにインストールされていない場合は、http://www.sunfreeware.com からダウンロードできます。
GNU コンパイラと make ユーティリティーをダウンロードしてインストールする
- gcc および make をダウンロードします。
- zip ダウンロードファイルがダウンロード中に自動的に抽出されない場合は、gunzip を使用して展開します。
- pkgadd コマンドを使用してパッケージをインストールします。
- NetBeans IDE を起動する前に、必ず、GNU コンパイラディレクトリおよび GNU make ディレクトリをパスに含めてください。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
gdb デバッガ
Sun Studio コンパイラと Solaris make、または GNU コンパイラと GNU make のどちらを使用する場合でも、NetBeans IDE でアプリケーションをデバッグするには、gbd デバッガが必要です。gdb は http://www.sunfreeware.com からダウンロードできます。
gdb をダウンロードしてインストールする
- gdb 6.6 または 6.8 をダウンロードします。
- zip ダウンロードファイルがダウンロード中に自動的に抽出されない場合は、gunzip を使用して展開します。
- pkgadd コマンドを使用してパッケージをインストールします。
- NetBeans IDE を起動する前に、必ず gdb へのパスを PATH に含めてください。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
OpenSolaris OS
OpenSolaris OS では、GNU ツールまたは Sun Studio ツールを使用できます。どちらのツールコレクションも、pkg コマンドまたは OpenSolaris デスクトップからパッケージマネージャーユーティリティーを使用することで、簡単にダウンロードできます。
NetBeans IDE 6.9 では、次のコンパイラとツールがテスト済みです。
| cc |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C コンパイラ |
| CC |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C++ コンパイラ |
| gcc |
3.4.3 |
GNU C コンパイラ
NetBeans および OpenSolaris OS の gcc については、NetBeans IDE 6.9 リリースノート を確認してください。 |
| g++ |
3.4.3 |
GNU C++ コンパイラ。 NetBeans および OpenSolaris OS の gcc については、NetBeans IDE 6.9 リリースノート を確認してください。 |
| gdb |
6.6 |
GNU デバッガ (gdb 6.3 は OpenSolaris リポジトリ
にあり、NetBeans IDE 6.9 ではサポートされない)。 gdb 6.6 はテスト目的で OpenSolaris 上で構築されました。 NetBeans および OpenSolaris OS の gbd については、 NetBeans IDE 6.9 リリースノート を参照してください。 |
| gmake |
3.81 |
GNU Make |
| make |
- |
Solaris make |
| dmake |
7.8 および 7.9 |
Sun Studio 12 Update 1 分散 make ユーティリティー |
Sun Studio 12 ソフトウェアと gdb デバッガをダウンロードおよびインストールする
- OpenSolaris の端末のウィンドウに次を入力します。
$ pfexec pkg install sunstudio12u1 gdb
- NetBeans IDE を起動する前に、PATH を編集して Sun Studio 12 Update 1 のコンパイラへのパスを含めます。パスは /opt/sunstudio12u1/bin です。
GNU gcc コンパイラおよび gdb デバッガをダウンロードおよびインストールする
- OpenSolaris の端末のウィンドウに次のコマンドを入力します。
$ pfexec pkg install SUNWgcc SUNWgccruntime gdb
- コンパイラへのリンクは /usr/bin にインストールされます。これはすでにパスに存在する可能性が高いです。/usr/bin がパスにない場合、NetBeans IDE を起動する前に PATH を編集してこのパスを追加します。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
詳細については、OpenSolaris の wiki ページ「 Installing C++, Fortran Development Tools」を参照してください。
Linux
Linux プラットフォームでは、GNU ツールまたは Sun Studio ツールを使用できます。
NetBeans IDE では、次のコンパイラとツールがテスト済みです。
| cc |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C コンパイラ |
| CC |
5.9 および 5.10 |
Sun Studio 12 Update 1 C++ コンパイラ |
| gcc |
4.1.2、4.2.3、および 4.3.3 |
Red Hat 5 および Ubuntu 8.04 の GNU C コンパイラ |
| g++ |
4.1.2、4.2.3、および 4.3.3 |
Red Hat 5 および Ubuntu 8.04 の GNU C++ コンパイラ |
| gdb |
6.6 および 6.8 |
Red Hat 5 および Ubuntu 8.04 の GNU デバッガ |
| gmake |
3.81 |
Red Hat 5 および Ubuntu 8.04 の GNU make |
Linux の Sun Studio 12 Update 1 コンパイラ
Sun Studio 12 Update 1 のコンパイラを LinuxOS で使用する場合
- Sun Studio 12 Update 1 ソフトウェアがインストールされている場合は、NetBeans IDE を起動する前に /<インストールディレクトリ>/sunstudio12u1/bin がパスに含まれていることを確認してください。Linux のパッケージでインストールした場合、デフォルトの場所は /opt/sun/sunstudio12u1/bin です。
-
Sun Studio 12 Update 1 ソフトウェアをインストールしていない場合、次に説明するように、developers.sun.com からダウンロードできます。
Sun Studio 12 Update 1 コンパイラをダウンロードしてインストールする
- Sun Studio の圧縮アーカイブファイルをダウンロードして展開できるディレクトリを作成します。このディレクトリに対する書き込み権限が必要です。
- デスクトップやダウンロードディレクトリといった特定の場所にプロンプトなしでインストールするようにブラウザが設定されている場合、ブラウザの環境設定を設定し、作成したディレクトリにダウンロードされるようにします。Firefox の場合、ダウンロードディレクトリは「編集」>「環境設定」>「メイン」で設定されています。
- http://developers.sun.com/sunstudio/downloads/ に移動し、使用しているプラットフォームに適したファイルを、作成したダウンロードディレクトリにダウンロードします。このパッケージは SUSE および Red Hat 向けであるため、Ubuntu を使用している場合は tarfile のインストールを選択します。Ubuntu は Sun Studio IDE で公式にサポートされているプラットフォームではありませんが、コンパイラは NetBeans IDE でテスト済みで、動作することがわかっています。
- ダウンロードが完了したら、端末を開いてダウンロードディレクトリに移動し、ダウンロードしたファイルを圧縮解除して展開します。
bzcat <ファイル名> | tar xvf -
-
SUSE または RPM のパッケージをダウンロードした場合、『Sun Studio 12 Update 1 インストールガイド』の第 2 章の手順に従ってインストールします。
- NetBeans IDE を起動する前に、PATH を編集してパスを Sun Studio ソフトウェアに追加します。
- 「インストールの確認」を参照し、ツールが NetBeans IDE に正しくインストールされたか確認してください。
Red Hat 5 で GNU デバッガをダウンロードおよびインストールするには、次を入力します。
yum install gdb
Ubuntu で GNU デバッガをダウンロードおよびインストールするには、次を入力します。
apt-get install gdb
Macintosh OS X
NetBeans IDE では、次のコンパイラとツールがテスト済みです。
| gcc |
4.0.1 |
Mac OS X 10.5 の GNU C コンパイラ |
| g++ |
4.0.1 |
Mac OS X 10.5 の GNU C++ コンパイラ |
| gdb |
6.3.5 |
Mac OS X 10.5 の GNU デバッガ |
| make |
3.81 |
Mac OS X 10.5 の GNU make |
Mac OS X に付属している次のパッケージをインストールしてください。
これらのパッケージは、無償の ADC メンバーシップを使用して Apple Developer Connection からダウンロードすることもできます。
インストールが正しく行われたことを確認するには、NetBeans IDE を起動し、サンプルプロジェクトを構築して、gdb デバッガ内で実行します。
IDE を起動するには、次のいずれかを行います。
- デスクトップで NetBeans IDE アイコンを開きます。
- Linux または Solaris プラットフォームで、NetBeans インストールの bin サブディレクトリに移動し、./netbeans と入力します。
- ほかのアプリケーションと同様に、NetBeans IDE をデスクトップのメニューから起動します。
この方法は Windows および OpenSolaris プラットフォームでは使用できますが、Solaris 10 OS および一部の Linux プラットフォームでは使用できない場合があります。
ツールをテストするサンプルプロジェクトの構築
すべてのプラットフォームで、コンパイラのインストールをテストするためにサンプルプロジェクトを構築したり、gdb のインストールをテストするためにデバッガでサンプルプロジェクトを実行したりできます。
サンプルプロジェクトを構築して、デバッガ内で実行する
- 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択して、「新規プロジェクト」ウィザードを開きます。
- ウィザードの「プロジェクトを選択」ページの「カテゴリ」パネルで、「サンプル」カテゴリを展開し、「C/C++」サブカテゴリを選択します。
- 「プロジェクト」パネルで Welcome プロジェクトを選択します。「次へ」をクリックします。
- 「プロジェクトの名前と場所」ページで「完了」をクリックします。
- IDE の「プロジェクト」ウィンドウで、「Welcome_1」プロジェクトを右クリックし、「構築」を選択します。コンパイラと make ユーティリティーが正しくインストールされていて、それらファイルへのパスが正しく設定されていると、「出力」ウィンドウに構築出力が表示され、プロジェクトが正常に構築されます。
- welcome.cc ファイルをダブルクリックして、ソースエディタで開きます。
- 「ソースエディタ」ウィンドウの左マージン内を右クリックし、「行番号を表示」を選択します。
- 「ソースエディタ」ウィンドウで、任意の行の横にある左マージンをクリックすると、ブレークポイントが設定されます。
- プロジェクトを右クリックし、「デバッグ」を選択します。gdb デバッガが正しくインストールされていて、そのファイルへのパスが正しく設定されていると、gdb が起動し、「デバッガ」タブが表示されます。Welcome アプリケーションが実行され、ブレークポイントで停止します。
- 「デバッグ」>「継続」を選択して、最後までアプリケーションを実行します。
- プロジェクトが構築されなかったり、デバッガが機能しなかったりする場合は、次の節を参照してください。
ツールの問題のトラブルシューティング
- IDE で「ツール」>「オプション」を選択して、「C/C++」ボタンをクリックします。
- 「構築ツール」タブで「ツールコレクション」リストを見て、使用するツールコレクションが一覧表示されているか確認します。
- 一覧表示されている場合はそのツールコレクションを選択して、ツールのパスを確認します。「ベースディレクトリ」のパスが不正な場合、Path 環境変数の設定に誤りがあった可能性があります。このドキュメントのパス設定の手順に戻り、必要に応じてパスを修正してください。
- ツールコレクションが一覧表示されていない場合、「デフォルトに戻す」をクリックします。これにより、使用中の環境を IDE が再走査してツールを検索し、Path 環境変数が正しくなっていればツールコレクションが見つかるはずです。
- それでも問題がある場合は、次のようにして、新しいツールコレクションを追加してツールのパスを指定できます。
- 「ツールコレクション」リストの下の「追加」をクリックします。
- コンパイラ、デバッガ、および make ユーティリティーの実行可能ファイルを含むディレクトリに移動します。通常は bin という名前のディレクトリです。
- ディレクトリを選択し、「開く」をクリックします。IDE によってツールのファミリーが決定され、ダイアログボックスのほかのフィールドも適切に更新されるはずです。そうでない場合はエラーが表示されます。
- ツールが正常に識別されたら、「新規ツールコレクションの追加」ダイアログボックスで「了解」をクリックします。新しいコレクションがリストに表示されるはずです。
- 新しいツールコレクションを選択して「デフォルト」をクリックすると、新しいプロジェクトで自動的にこのツールコレクションが使用されるようになります。
問題が解決できない場合は、「NetBeans C/C++ ユーザーフォーラム」に質問してください。
次の手順
NetBeans IDE を使用した C/C++ アプリケーションの開発方法の簡単な説明については、C/C++ プロジェクトのクイックスタートチュートリアルを参照してください。